特措法改正案の修正前向き、自民・柴山氏「野党意見踏まえる」…ＮＨＫ番組で

　自民党の柴山昌彦幹事長代理は２４日のＮＨＫ番組で、新型コロナウイルス対策を強化するための特別措置法改正案などについて、「野党の意見も踏まえて柔軟に対応する必要がある」と述べ、修正に応じる考えを示した。

　柴山氏は、特措法改正案で新設する「まん延防止等重点措置」について、「乱用の恐れがあってはいけない。国会報告も含めて検討の余地がある」と語った。同措置は緊急事態宣言の発令前に講じ、知事が事業者に営業時間短縮などを命令できるようになる仕組みで、立憲民主党の福山幹事長は同じ番組で「要件が不明、国会報告の義務もなく非常に危ない」と批判した。

　一方、入院に応じない感染者に刑事罰を科す規定を盛り込んだ感染症法改正案を巡っては、福山氏が「療養・入院先を確保することが政治のやることであり、懲役で脅しをかけるのは逆だ」と指摘したのに対し、柴山氏は「正当な理由がある場合は罰則は適用しない」と理解を求めた。

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