「ステージ２水準に」強調…小池知事

　「ここで徹底的に対策を取ることが感染の収束に向け極めて大きな意味を持つ。この２週間はとても重要だ」。緊急事態宣言の再延長が正式決定したことを受け、東京都の小池百合子知事は５日夜に臨時記者会見を開き、期限の２１日までに入院患者数などを国指標の「ステージ２」の水準に下げることを目指すと強調した。

　正式決定前のこの日夕、東京と埼玉、千葉、神奈川の４都県知事はテレビ会議を開いた。ただ、合意した対策はいずれも従来の取り組みの継続にとどまった。都関係者は「新味を欠くスローガンが並んだ形になってしまった」と話す。

　都は５日、時短営業への協力を文書で要請後も応じていない飲食店に、改正新型インフルエンザ対策特別措置法４５条に基づき弁明の機会を与えると通知した。店側に正当な理由がなければ、同条に基づく「命令」や過料を科すことができるようになる。

　埼玉県は宣言解除を政府に要請する目安を設けた。〈１〉入院患者数が１週間平均で５００人以下〈２〉新規感染者数が１日あたり７３人以下――などだ。大野元裕知事は報道陣に「トンネルの先には明かりがあることを示したかった」と述べた。

　千葉県の森田健作知事は宣言再延長を「や

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