首相「１０～１１月に希望者全員の接種完了」…党首討論で「今月末に４千万回超」の見通しも示す

　菅首相は９日の党首討論で、新型コロナウイルスのワクチン接種について、少なくとも今月末には接種回数が４０００万回を超えるという見通しを示した上で、「１０月から１１月にかけて、希望する方すべてを終えることも実現したい」と述べた。

党首討論で立民の枝野代表（右）の質問に答える菅首相（９日午後、国会で）＝源幸正倫撮影

　首相は、東京五輪・パラリンピックに関して、安全対策に万全を尽くして開催する考えを重ねて強調した。

　党首討論は２０１９年６月以来、２年ぶりで、菅内閣発足後は初めてとなった。東京都議選や秋までに行われる衆院選をにらんだ論戦が繰り広げられた。

　国会の審議日程が立て込んでいることを受けて、今回は通常より１時間遅い、午後４時開始となった。「３密」を防ぐ狙いで、出席者の人数は制限された。

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