「非接触機能」徹底マンション、駅徒歩１２分の全戸完売…「コロナ後も便利さ変わらない」

　感染症対策として「非接触」にこだわったマンションが千葉県船橋市に完成し、今月中旬から入居が始まった。玄関から自室フロアまでの共用部分に非接触機能を持つ設備をそろえ、ボタンなどに触れずに行き来できるようにしている。コロナ禍で高まった衛生面への関心は今後も続くとみて、住宅メーカーは同種のマンション事業を拡大していく考えだ。（大和太郎）

非接触機能を充実させたマンション。手をかざすだけでエレベーターの扉が開く（船橋市で）

　マンションは、住宅メーカー・ポラスグループの中央住宅（埼玉県越谷市）が手掛けた「ルピアコート津田沼」（船橋市前原西）。鉄筋コンクリート７階建てで、子育て世代の入居も想定し、間取りは全て３ＬＤＫとしている。価格は３９９８万～５２８８万円。ＪＲ津田沼駅から徒歩１２分で、５３戸が完売した。入居者の６割が２人世帯で、担当者は「育児を見据えた若い夫婦に機能の優位性が評価された」と説明する。

　新型コロナの感染拡大で新

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