８月も値上げ止まらず、食品２４３１品目…１０月には６千品目超に拡大

　８月も食品をはじめ生活に身近な商品やサービスの値上げラッシュが続いている。原材料費の高騰や原油高、円安の進行でコストが上昇しているため、主要飲食料品メーカーの値上げは８月だけで２４３１品目に上る。１０月には６３０５品目に拡大する見込みで、家計の負担感はさらに増しそうだ。

　帝国データバンクが主要メーカー１０５社を対象に行った調査によると、今月値上げする食品は月別で今年最多となり、年内の値上げ品目数は今後、２万を超える見通しだ。小麦など原材料費の上昇に加え、原油高による包装材価格や物流費の高騰を理由に挙げる企業が多いという。足元で一服した円安も、年明け以降は急激に進んでいたため、大きな要因となっている。平均値上げ率は年内の値上げ分で１４％に達した。

　日清製粉ウェルナなど製粉大手３社は１日納品分から、家庭用パスタやうどんなどの乾麺の希望小売価格を２～８％程度それぞれ引き

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