２歳児が車内に放置され死亡、市内３１園の出欠確認状況を緊急調査

　岡山県津山市で、２歳の男児が車内に置き去りにされて死亡した事件で、男児が通う保育園が保護者への出欠確認を怠っていたことを受け、同市は１１日、市内の幼稚園や保育施設に対し、確認の実施状況を緊急で調査した。（小坂渉、中安真人、浜端成貴）

保育園の臨時説明会に出席する保護者ら（１０日夜、岡山県津山市で）

　事件では介護助手の祖母（５３）が、男児を保育園に送るのを忘れて出勤し死亡させたとして、過失致死容疑で逮捕された。男児が通っていた保育園では、登園していないことを把握していたが、規則で決められていた欠席した園児の保護者への電話確認を怠っていた。

　事態を重くみた市こども保育課は１０日から１１日にかけ、所管する市内の幼稚園や認定こども園計３１園にメールや電話で出欠の確認状況などを調査。確認の責任者や時間帯、欠席の場合の連絡体制などをチェックした。

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