子どもの運動障害　支援…「ＤＣＤ」解説、相次ぎ出版　

　極端に運動が苦手だったり、不器用だったりする子どもが診断される発達障害の一つ、発達性協調運動障害（ＤＣＤ）を分かりやすく紹介した書籍が相次いで出版された。

　コミックエッセー「なわとび跳べないぶきっちょくん」（オチョのうつつ著、１７６０円、合同出版）＝写真＝は当事者の経験談を描いた。

　著者の息子は幼い頃から運動が苦手で不器用だった。小学校入学後は、サッカーでうまくボールが蹴れないなどできないことが増え、勉強や運動に対する意欲を失っていた。小４の時に、著者がＤＣＤを知り、診断を受けるまでの経緯や、学校に配慮を求める、使いやすい文具を取り入れるといった経験もつづられ、参考になりそうだ。

　「ＤＣＤ　発達性協調運動障害　不器用すぎる子どもを支えるヒント」（１６５０円、講談社）は、よくある症状や、当事者が生活で困る場面を具体例を示しながら解説する。

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