小林製薬の株主「不信感しかない」…紅麹問題で「人も亡くなっているのに認識甘すぎる」「問題はまだ深い」

　小林製薬の「紅麹」成分入りサプリメントを巡る問題で、同社が２８日に大阪市内のホテルで開いた定時株主総会では、株主から憤りの声が相次いだ。

訪れた株主らに対応する関係者（２８日午前、大阪市北区で）＝杉本昌大撮影

　総会は午前１０時に始まり、株主以外に非公開で行われ、８４人の株主が訪れた。２２日の問題公表後、東京証券取引所に上場する小林製薬株は一時、売り注文が殺到し、株価は下落した。

　出席した大阪府豊中市の会社員男性（３７）は「抽象的で、具体性に欠ける説明が多かった。危機管理が出来ておらず、優良企業と思って株主になったが、今は不信感しかない」と話した。

　総会では、小林章浩社長が議案書を読み上げる際に涙を流す場面もあったというが、大阪市城東区の男性（６２）も「経営責任について聞いても言葉を濁すばかり。人も亡くなっているのに認識が甘すぎる。経営陣は責

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