仕事終わってから翌日の開始まで１１時間以上空ける「勤務間インターバル」…岡山市が試験導入

　岡山市は２０２４年度から働き方改革の一環として、勤務終了から翌日の勤務開始までに１１時間以上空ける「勤務間インターバル」の試験導入を始めた。同市では４月から、勤務時間を自分で設定する「フレックスタイム制」や選択的週休３日制の試行も開始。多様な働き方の実現だけでなく、各部署の業務を円滑かつ効率よく進めることが管理職には求められることになり、成否に注目が集まっている。（竹上史朗）

　インターバル制は、職員に十分な睡眠時間などを確保してもらい、健康的に能力を発揮できるようにすることが目的だ。通常の勤務時間は午前８時半～午後５時１５分だが、午後１０時まで残業した場合は、翌日の始業時間が１１時間後の午前９時になる。始業が３０分遅れるため、終業時間は午後５時４５分になる。現在は努力目標という位置づけで、義務にはしていない。

　県内では、県が昨年１月から試行している。不在となる職員の業務を他の職員に配分する必要などが生じることから、県人事課は「会議などで、管理職にはこれまで以上に、部下の残業を意識

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