［からだの質問箱］シャワー浴びたら激しい頭痛　可逆性脳血管攣縮症候群と診断　再発はする？

　シャワーを浴びた途端、激しい頭痛が起きて倒れました。緊急入院して脳出血などは否定されたのですが、退院後にシャワーで倒れ、可逆性脳血管 攣縮（れんしゅく） 症候群と診断されました。再発はありますか。（６０歳女性）

　この疾患は雷鳴頭痛と表現され、殴られるような頭痛で発症し、熱いシャワーを浴びたり、入浴したりした時に頻発するため、入浴頭痛と呼ばれたこともあります。適切な診断と治療を怠ると、いきんだ際などに頭痛を繰り返します。

　主に片頭痛の既往歴のある更年期以降の女性に頻発します。明らかな原因は不明ですが、女性ホルモンの変動が関与していると指摘されています。女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンを含んだサプリや食品の過剰摂取、脳血管に影響を与えるチラミン含有のダイエットサプリ、シミ取り目的で血液の凝固系に影響するトラネキサム酸などを続けて使うことでも発症することがあります。

　脳血管を立体撮影するＭＲＡ検査で、主要脳血管の至る所が縮んで細くなる血管攣縮が見られます。治療は脳血管を拡張するカ

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