災害に備えて持っておきたい常備薬　風邪薬と解熱鎮痛薬の選び方は？…血圧が下がりにくくなる人も

　地震や台風、大雨といった災害に備え、常備しておくとよい市販薬があるといいます。それらを使用する際の注意点と合わせて、薬局恵比寿ファーマシー（東京都渋谷区）の薬剤師、篠原久仁子さんに聞きました。（聞き手・利根川昌紀）

――どのような薬をそろえておくとよいですか。

　解熱鎮痛薬、整腸剤、消毒液（傷の消毒用と手指消毒用）、ばんそうこうはあるとよいです。新型コロナウイルスの流行が続いていることを考えると、風邪薬（総合感冒薬）も用意しておくと、いざという時に役立ちます。

　市販薬ではありませんが、高血圧などの持病がある人は、その薬も切らさないようにしてください。避難所などに行く際は、それぞれの薬を７～１０日分、携帯しておくと安心です。

　お薬手帳とマイナンバーカード、ペットボトルの水も忘れずに持ち歩きたいところです。ペットボトルの水は、薬を服用したり、傷口を洗ったりするのにも役立ちます。

――市販薬を選ぶ際の注意点はありますか。

　解熱鎮痛薬は、痛みや発熱に対して効果を

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