大谷翔平「もう痛い、痛くないはあまり考えてない」…夢の世界一へ「できることをしっかり」

　【ニューヨーク＝帯津智昭】米大リーグのワールドシリーズは２８日（日本時間２９日）、第３戦が行われ、大谷翔平と山本由伸が所属するドジャースがヤンキースに４―２で勝ち、３連勝で４年ぶり８度目の制覇に王手をかけた。第２戦で左肩を亜脱臼しながらも１番指名打者で出場した大谷は試合後、「試合の中ではもう、痛い、痛くないというのはあまり考えてない」と振り返り、「（優勝を）もちろん明日決められるに越したことはない。そのためにみんなであと１勝、しっかりと勝てるように明日の試合にまず集中したい」と語った。

ワールドシリーズ第３戦、７回にファウルを放った大谷翔平（２８日）＝Ｂｒａｄ　Ｐｅｎｎｅｒ－Ｉｍａｇｎ　Ｉｍａｇｅｓ－ＵＳＡトゥデー

　２日前に左肩を亜脱臼した大谷は、明らかにいつもの状態ではなかった。それでも、ナ・リーグ本塁打王としての存在感がプラスに働き、チームに貢献した。

　一回、４球連続でボールとなり、１度もバットも振らずに四球を選んだ。ユニホームの胸元を左手でつかんだ状態でリードを取った。一死後、右足首を痛めているフリーマンが右越えに３試合連続本塁打。大谷はゆっくりと回り、先制のホームを踏

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