［からだの質問箱］シェーグレン症候群　冬の対策は

　シェーグレン症候群です。冬場は手足の冷えがつらく、指先に紫斑ができて痛いです。冬を乗り切るために、いい治療や対処法はありますか。高血圧の薬を服用しており、薬が増えるのは不安です。（６４歳女性）

　シェーグレン症候群は自己免疫疾患の一つで、女性に多く、４０～６０歳代に発症しやすい病気です。

　涙腺や唾液腺に炎症が起こり、目や口が乾燥する「腺型」と、乾燥症状に加えて全身に症状が出る「腺外型」に分類されます。腺型には、点眼薬や唾液の分泌を促す薬を使います。一方、腺外型は、重症度に応じてステロイドや免疫抑制薬を使用します。

　冬場は、血流の悪化や自律神経の乱れにより、冷えに悩む患者さんは少なくありません。指先の色の変化や痛みは「レイノー現象」との関連が考えられます。寒冷やストレスで血管が収縮し、指先が白や紫色になる状態です。治療

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