インフル感染者　８週ぶりに増加　１医療機関あたり２．０２人…Ａ香港型、Ｂ型の割合増加が影響か

　厚生労働省は１４日、全国約５０００か所の定点医療機関から直近（３月３～９日）の１週間に報告されたインフルエンザの感染者数が、１医療機関あたり２．０２人（前週１．８９人）だったと発表した。８週ぶりに増加に転じた。

厚生労働省の資料を基に作成

　都道府県別で、最も多かったのは沖縄県で５．５７人（同７．６１人）。新潟県４．７６人（同４．０６人）、長野県４．２８人（同２．４７人）と続いた。北海道や東京、神奈川、京都など２５都道府県では、前週の感染者数を上回った。一方、流行入りの目安となる「１人」を下回ったのは、山梨、岐阜、鳥取、山口、徳島、香川、高知、長崎、宮崎の９県。

　９日までの直近５週間をみると、それまで大多数を占めていたＨ１Ｎ１（Ａ型）は、５３％となり、Ｈ３Ｎ２（Ａ香港型、３６％）とＢ型（１１％）の割合が増えてきている。厚労省は「流行のウイルスの型が変わってきたことで、一度感染した人がまたかかるなどして、感染者が減りにくくなっている可能性がある」としている。

　定点医療

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