ブロッコリー　がんを抑制する「スルフォラファン」も　豊富な栄養を取りこぼさない調理法は？

　こんにちは。管理栄養士の山口真弓です。

　今が旬の野菜にブロッコリーがあります。弁当やいため物、サラダなどに使う機会も多いと思います。今回は、ブロッコリーをおいしく食べる方法を紹介します。

　ブロッコリーは栄養が豊富で「緑黄色野菜の王様」と言われています。農林水産省は、国民生活に欠かせない重要な野菜「指定野菜」に２０２６年度から追加することにしました。新規指定は約５０年ぶりのことです。どんな栄養が含まれているのでしょうか。

　ブロッコリーには、がんを抑制する「スルフォラファン」という物質が含まれています。特に、発芽してまもない新芽「スプラウト」には豊富にあります。サラダや彩り野菜に使うと良いでしょう。

　ビタミンＣ、Ｅや β(ベータ) カロテンなども豊富です。これらは、生活習慣病などの要因となる「活性酸素」から体を守ってくれます。また、妊婦さんに必要とされている葉酸も多く含まれています。

　栄養素を取りこぼすことなく摂取するには、蒸し料理がお勧めです。ビタミンＣや葉酸は、ゆでると、ゆで汁とともに逃

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