輸入医薬品への関税措置、トランプ氏「まもなく発表する」…発動時期は明かさず

　【ワシントン＝田中宏幸】米国のトランプ大統領は２８日、大統領専用機内で記者団に対し、米国に輸入される医薬品への関税措置を「まもなく発表する」と述べた。税率については「医薬品製造を米国に取り戻さなければならない。戻ってくるのに十分な数値を検討している」と語った。

大統領専用機内で取材に応じるトランプ大統領（２８日）＝ロイター

　トランプ氏は、「コロナ禍の時のように、（医薬品の製造・供給を）他国に頼らなければならない状況は望まない」と語った。関税の具体的な発動時期は明らかにしなかった。

　オランダ金融グループＩＮＧによると、米国は国内で消費する医薬品の３６％、約２０００億ドル（約３０兆円）分を輸入している。国別では、全体の２０％を占めるアイルランドが最も多く、ドイツの１０・７％、スイスの８・５％が続く。日本は３・７％で１０番目だった。

　トランプ氏は

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