デフリンピックまで２００日…卓球女子　木村「４種目でメダル」

デフリンピックでのメダル獲得を目指す木村亜美＝原中直樹撮影

　１１月１５日のデフリンピック東京大会（読売新聞社協賛）の開幕まで２００日を切った。北海道からこの聴覚障害選手の大舞台での活躍を期しているのが、卓球女子代表に内定している木村亜美（２７）（ＨＯＳ）だ。女子のシングルス、ダブルス、団体、さらに混合ダブルスに出場予定で、「４種目でメダルを取りたい」と練習に打ち込んでいる。

　小樽市出身で生まれた時から耳が聞こえにくく、４歳で卓球を始めた。札幌龍谷学園高では健常者とともに補聴器をつけてプレーし、北星学園大時代の２０歳の時にデフバドミントンをやっていた知人からデフリンピックの存在を聞き、健常、デフ両方の世界で活動するようになった。

　２０２３年に台北で開かれた世界ろう者選手権で国際大会に初出場。女子団体と、亀沢理穂（住友電設）と組んだ女子ダブルスで金メダルを獲得し、いきなり２冠を達成した。シングルスはベスト８で敗退しただけ

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