大阪・関西万博の会場にあるサウナ　一般的なものとどこが違う？…ヒントは施設名「太陽のつぼみ」

　開幕から2か月ほどたった大阪・関西万博。会場内にサウナ施設があることはご存じですか。サウナといえば、野外のテント型も含めて暗い空間で蒸されることが多いですが、光を通す素材を使って明るさを楽しめるのが万博サウナの特長です。

　施設の名前は「太陽のつぼみ」で会場西端にあります。予約制で無料です。１４人１グループで９０分間楽しむことができ、同じグループになった見知らぬ人との交流も楽しんでほしいとのことです。７月下旬頃まで９割ほどの予約が埋まっているほどの盛況です。

　サウナ室と水風呂、外気浴スペースの三つの建物で構成されています。東京ドームの天井を覆う膜を手がける「太陽工業」（大阪市）の膜素材が壁部分に活用されています。膜は半透明の白色で光に包まれる空間を味わえます。

　体験では、サウナ浴と水風呂、外気浴を２セット行います。サウナ室は約８０度、水風呂は１６度ほどに設定され、水風呂に頭から潜ると海中の音が聞こえ、外気浴スペースではリラックス効果を促す楽器や水流の音がして、音にも工夫を凝らしています。

　膜材は約１０のパーツに分けられる「ユニット型」です。サウナ室ではパーツを隙間なく配置し

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