キャンパスライフ　やっと…対面授業「半分以上」６５％　後期「オンラインと併用」８割

　新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中、全国の大学などの約６５％が、夏休み明けの後期授業の半分以上を対面で行うことが、文部科学省の調査で明らかになった。

　文科省は８月２５日～９月１１日、国公私立大など１０６０校に後期授業の実施方針を尋ねた。その結果、８４９校（８０・１％）が対面と遠隔を併用し、うち４７９校は授業の半分以上を対面で行うと回答した。２０５校（１９・３％）は全面的に対面授業とする予定で、合わせて６８４校（６４・５％）が半分以上の授業を対面で実施することになる。

　ただ、併用と答えた大学のうち１６１校は「ほとんどが遠隔授業」とした。構内の施設をすべて利用可能な大学も、全体の約３割の３５９校にとどまる。文科省が７月１日時点で行った調査では、２割が遠隔授業のみ行っていた。同省は１５日、後期の授業について、適切と判断した場合は対面で行うよう再度、各大学などに通知した。

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