コロナ、復興　全力で…菅内閣本格始動　新閣僚ら初登庁

　菅内閣が本格始動した１７日午前、各府省に初登庁した新閣僚らは、新型コロナウイルス対策や震災復興などの課題に取り組む決意を示した。

初登庁後、記者会見する田村厚労相（１７日午前、厚生労働省で）

　６年ぶり２回目の就任となった田村憲久厚生労働相は午前９時、厚労省幹部約２０人に拍手で迎えられ、初登庁した。記者会見でコロナ対策について「国民は今大変な不安を感じている。医療の体制整備や働く人の不安にどう対応するか、さらなる検討をしなければならない」と意気込んだ。

　同省のある幹部は、自民党内の対策本部で陣頭指揮を執ってきた田村氏の就任を歓迎し、「インフルエンザとの同時流行が起きた場合、迅速に対応するには自治体や医療機関との連携が不可欠だ。リーダーシップを発揮してほしい」と期待した。

　復興庁でも初入閣した平沢勝栄復興相が登庁。大臣室に入ると、「現場主義でしっかり取り組んでいきたい」と述べた。

　同日未明の就任会見で、平沢氏は小中高時代に福島県で過ごした経歴に触れ、「何とかしなきゃという思いを強くしていた。今までは再生復旧に力を入れてきたが、これからは希望が持てる街づくりを進めていかなければ」と故郷への

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