欧州　再びコロナ厳戒…１週間　７０万人感染

１４日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、閑散とするパリのルーブル美術館の中庭（ＡＰ）

　【パリ＝山田真也】新型コロナウイルス感染の第２波が押し寄せる欧州で、各国が外出や経済活動の制限に踏み出した。感染防止と経済活動の両立を目指す各国政府は、全国的なロックダウン（都市封鎖）は避け、地域単位で制限を強化する方針だ。

　世界保健機関（ＷＨＯ）によると、ロシアを含む欧州地域では、１１日までの１週間に約６９万４２００人が新たに感染し、この間に６１７２人が死亡した。

　感染者が最も増えたのは英国（１１万８２７人）で、フランス（１１万６６５人）、ロシア（８万３７１７人）、スペイン（５万２４６人）が続いた。欧州地域の累計の感染者数は１１日現在で約６９２万人に上り、世界全体の１９％を占める。

　そうした事態を受け、フランスのマクロン大統領は１４日、パリを含むイル・ド・フランス地域圏や南部のマルセイユ、トゥールーズなど九つの都市圏で、午後９時から翌日の午前６時までの外出を禁止すると発表した。１７日から少なくとも４週間続け、違反者には１３５ユーロ（約１万７０００円）などの罰金も科す。

　フランスでは１日あたりの

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