［からだの質問箱］扁平足で関節などに障害

　３年前から歩くと両足の親指が痛くなりました。整形外科で「扁平足」で、アーチ部分と関節に障害があると言われました。第一関節は軟骨がなく、第二関節はトゲのような突起が何本もあります。再生医療を勧められましたが、効果があるでしょうか。（７１歳男性）

　扁平足は足のアーチ（土踏まず）がつぶれた状態です。主に中年期以降に内くるぶし周囲の腫れを伴う痛みで発症するのが、成人期扁平足です。内くるぶしの後ろを通る 後脛骨筋腱（こうけいこつきんけん） が炎症を起こしたものです。この筋は足のアーチを保持するのに重要な働きをしています。変形が進むと、他の関節にも障害が出てきます。

　足の親指の痛みは、扁平足で足の内側に負担がかかって起きた可能性があります。関節に軟骨がない状態や突起があるのは、変形性関節症を伴っていると考えられます。進行すると関節の動きが悪くなる 強剛母趾（きょうごうぼし） になる恐れがあります。

　一般的な治療は、消炎鎮痛剤や靴の中敷き型の装具（足底板）の使用、リハビリです。手術が行われることもあ

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