会食の感染防止　徹底…飲食店「客頼み」困惑も

　全国の新型コロナウイルスの新規感染者が１９日、２日連続して２０００人を超え、過去最多を更新した。冬本番を前に、感染リスクが高いとして警戒されているのが、長時間に及ぶ大人数での「会食」だ。国は参加人数を４人以下にし、マスクの着用を求めるなど、感染防止を徹底する新たなスタイルを打ち出した。

新型コロナウイルスの感染防止について「５つの小」というキーワードを使って説明する小池都知事（１９日午後５時１８分、東京都庁で）＝竹田津敦史撮影

　「 小（こ） 人数で、小一時間程度、小声で楽しみ、小皿に分けて、小まめに換気・消毒を」。東京都の小池百合子知事は臨時記者会見で、「５つの 小（こ） 」と記したボードを掲げ、会食時の注意点を説明した。

　都が警戒するのは、会食で感染した人が家庭にウイルスを持ち込み、重症化リスクの高い高齢者に感染させるパターンだ。１９日に感染が確認された５３４人のうち、６５歳以上は６９人だった。小池知事は、「箸は共用しない」「会話をするときは口をマスクやハンカチで覆う」「正面に座らないで斜めに座る」など、ポイントを示し、「防ごう重症化。守

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