感染拡大の札幌、シャッター閉まり閑散…大型商業施設は土日休業

店舗が休業し、人もまばらな札幌駅近くの地下街（２２日、札幌市中央区で）

　新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が発令されている北海道で２２日、感染が拡大している札幌市などの大型商業施設が休業した。コロナ禍でも人出のあった同市中心部では、商業施設や地下街の店がシャッターを閉め、閑散とした週末となった。

　道は、札幌市を含む石狩地方、旭川市、小樽市を「特定措置区域」とし、１０００平方メートル超の商業施設や遊技施設などに、１６～３１日の土日の休業を要請。開始は準備期間を考慮して「遅くとも１８日までに」としていたため、多くの対象施設が２２日から土日を休業とした。

　ＪＲ札幌駅に直結する商業施設「ＪＲタワー」（札幌市）も、約６００以上ある店のほぼ全てが休業した。普段は服や雑貨などを求める客でにぎわうタワーの地下街も人の姿もまばらだった。運営会社の広報担当者は「感染拡大防止のため出来るだけのことをしたい」と話した。

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