いじめ訴える遺書残し、小６女児が自殺…両親が文科省に「適切な調査の指導」要望

　東京都町田市で昨年１１月、市立小に通っていた６年の女子児童（当時１２歳）が、いじめを受けたと訴える遺書を残して自殺していたことが１３日分かった。両親らは同日、学校や市教育委員会の対応が不適切だったなどとして、文部科学省に適正な調査を指導するように要望した。

　両親らによると、女児は昨年１１月３０日、メモ用紙など数枚に同級生から仲間外れにされるなどのいじめを受けたと書き残し、自宅で死亡していた。市教委は今年２月、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」と認定し、学識経験者らによる常設の委員会が調査を始めた。

文部科学省

　両親側は、委員の選定理由などを市教委にただしたが、具体的な説明はなかったといい、「不透明な状態で調査が進められる恐れがある」として文科省に第三者委員会の新設を指導するように求めた。

　市教委は「調査は国のガイドラインに基づいた第三者委員会で進めており、理解が得られるように説明していく」としている。

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