上野動物園は当面休園、都庁内はテレワーク強化…東京都のオミクロン株緊急対応始まる

　新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」による感染拡大を受けた東京都の緊急対応が１１日に始まり、都立施設が原則休園・休館となった。

オミクロン株の緊急対応で休園となった上野動物園（１１日午前１０時１０分、東京都台東区で）＝関口寛人撮影

　上野動物園（台東区）の正門付近には「当面の間休園します」との紙が貼り出された。月に１０回以上訪れ、この日も様子を見に来たという荒川区の主婦（５２）は「残念だが、休園が長引かないよう感染予防に協力したい」と話した。

テレワークが強化され職員がまばらな東京都庁のオフィス（１１日午前、都庁で）＝山田佳代撮影

　緊急対応ではこのほか、認証飲食店の利用人数制限を１卓８人以内から４人以内とする。都庁内でのテレワークも強化され、都幹部は「管理職が率先して取り組むことで機運を高めたい」と語った。

　都内では１０日、直近１週間の１日当たりの平均新規感染者が７７４・６人となり、都が飲食店に営業時間の短縮を要請する目安として昨年１１月に定めた独自指標「レベル２・５」（７００人）に達した。

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