韓国大統領選候補「薄毛治療を保険適用に」…若者票狙った公約にバラマキと批判も

　【ソウル＝上杉洋司】韓国大統領選で左派系与党「共に民主党」から出馬する 李在明（イジェミョン） ・前 京畿道（キョンギド） 知事（５７）は１４日、「薄毛治療」の国民健康保険適用を公約に盛り込むと発表した。選挙の行方を左右する若者票を狙った公約に、「バラマキ」との批判が出ている。

李在明・前京畿道知事

　李氏は自身のフェイスブックで「薄毛治療とは、すなわち恋愛、就職、結婚だ」と投稿し、人生に直結する問題だと訴えた。薬による治療に加え、毛髪移植にも適用を検討するという。

　李氏はＳＮＳに、自分の髪をなであげて「李在明は（皆さんに）植えます」と訴える動画を投稿し、ネットでは「永遠に支持する」などと支持表明が相次いでいる。韓国では、男女を問わず就職活動やお見合いなどの際に、薄毛治療を受ける人が少なくない。しかし、近年、国保財政は赤字で、医療団体が公約撤回を求めるなど議論を呼んでいる。

　一方、聯合ニュースによると、野党「国民の力」から出馬する 尹錫悦（ユンソクヨル） ・前検事総長（６１）は１２日、オンラインゲームの有料くじ「ガチャ」の当たり外れの確率の公開を業者に求めるなど、利用者保護

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