鎌田實さんと心房細動＜３＞ひらりと「９０歳越えたい」

投稿日 2022年9月17日 05:00:00 （医療総合）

　７月、諏訪中央病院（長野県茅野市）の診察室。名誉院長の鎌田 實（みのる） さん（７４）は、主治医の循環器内科部長、若林禎正さん（４２）から、心臓の検査結果を聞いた。

豊かな自然の中で、「速遅歩き」をする鎌田さん（長野県原村で）＝米田育広撮影

　心房細動の「カテーテルアブレーション」治療から１年。心電図がとらえた脈の乱れは良性とみられ、心房細動の再発はなかった。

　治療後も発作が続いたが、一時的に起こる副作用で、今年に入ってからは起きていない。抗不整脈薬や睡眠導入剤も徐々に減り、今は、血栓を防ぐ抗凝固薬のみ服用する。

　健康を取り戻せたのは、アブレーションや、心房細動と関連する睡眠時無呼吸症候群の治療を受けたことに加え、自分なりに、よりよい生活習慣を追求した結果でもあると思う。

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