「ゼロコロナ」で外部と遮断し操業、中国ｉＰｈｏｎｅ巨大工場で従業員数百人が警備員と衝突

投稿日 2022年11月23日 20:04:00 （医療総合）

　【唐山（河北省）＝山下福太郎】米ブルームバーグ通信は２３日、中国内陸部・河南省鄭州市にある台湾電子製品大手・ 鴻海（ホンハイ） 科技集団（富士康科技集団）の巨大工場で、従業員数百人が警備員らと衝突したと報じた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、同工場は１か月前後も外部と遮断した形で操業されており、従業員の不満が高まったとみられる。

　同通信は、目撃者の証言として賃金の未払いとコロナ感染への不安が原因との見方を示した。一部の従業員が負傷し、警察も出動したが、防護服姿の数人がパトカーを取り囲んで車両を揺らしたと伝えた。

　鄭州市内にある富士康の３か所の工場には計２０万～３０万人の従業員がいて、ｉＰｈｏｎｅ（アイフォーン）の世界生産の多くを担っている。１０月中旬頃から市内で感染者数が増え始め、従業員が集団で出身地に戻る騒動も起きている。

Source: yomiドクター

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