「ウィズコロナ」欧米先行

投稿日 2023年1月21日 05:00:00 （医療総合）

　欧米ではいち早く、新型コロナウイルスと共生する「ウィズコロナ」の取り組みを進め、「脱マスク」など社会経済活動の正常化を図ってきた。韓国も２０日、屋内でのマスク着用義務付けを３０日から「勧告」に緩和すると発表した。

　米疾病対策センター（ＣＤＣ）は「オミクロン株」が主流となったのを受け、昨年２月以降、新型コロナに関する指針を相次ぎ改訂した。昨年８月の改訂で、陽性者に引き続き５日間の自主隔離を求める一方、濃厚接触者は無症状であれば、自主隔離は不要となった。

　感染者数の全数把握は、法律に基づいて継続している。ただ、自宅で使う検査キットで陽性となった場合は報告義務がないため、すでに実態を反映していないとの指摘が出ている。

　英国では病院や介護施設などを除き、マスクの着用義務はない。フランスでも昨年８月、店舗や公共交通機関、医療機関などでのマスクの着用義務が解除された。一方、ドイツでは、公共交通機関や医療機関、高齢者施設、難民施設などで、マスクの着用義務が続く。

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