百貨店売上高、コロナ禍前の９割まで回復…「外出増え衣料品や化粧品が伸びた」

投稿日 2023年1月25日 08:26:00 （医療総合）

水際緩和、円安後押し

　日本百貨店協会が２４日発表した２０２２年の全国百貨店売上高は４兆９８１２億円となり、既存店ベースで前年比１３・１％増と２年連続で増加した。行動制限と水際対策の緩和で客足が増え、コロナ禍前の１９年の９割近くまで回復した形だ。

来店客でにぎわう伊勢丹新宿店の売り場（２４日、東京都新宿区で）

　年間を通じて時計やハンドバッグなどの高額品が好調だったほか、「外出機会の増加によって、衣料品や化粧品などの売り上げも伸びた」（日本百貨店協会の広報担当者）という。

　昨年１０月の水際対策の大幅緩和を受け、インバウンド（訪日外国人客）による消費も拡大した。１１月と１２月は免税売上高が前年同月の５～６倍に上り、２２年の免税売上高は前年比約２・５倍の約１１４２億１０００万円となった。

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