新型コロナ　感染者数公表８日まで…厚労省・都道府県　定点把握に移行

投稿日 2023年5月5日 05:00:00 （医療総合）

　新型コロナウイルスの感染症法上の分類が８日から「５類」に引き下げられるのに伴い、感染者数の「全数把握」が７日をもって終了する。厚生労働省と都道府県が毎日行ってきた感染者数の公表は、８日（７日分）が最後となる。

　これまでは感染症法に基づき、医師に全ての患者について報告させてきたが、８日からは季節性インフルエンザと同じように、全国約５０００の医療機関から患者数の報告を受ける「定点把握」に移行する。

　全ての感染者数はわからなくなるが、厚労省は、定点医療機関から報告を受けた１週間分の患者数や都道府県別の内訳、定点あたりの人数などを分析し、流行状況の把握に活用する。

　入院者数と重症者数は、全ての医療機関から国のシステムを使って報告を受ける。定点医療機関あたりの患者数、全国の入院者数や重症者数はいずれも、厚労省が週に１回（金曜）公表する予定になっている。

　死者数についても、毎日の発表がなくなる。厚労省がそれぞれの月の約５か月後、人口動態統計の中で、コロナ

続きを読む