連休明けの子どもの変化、注意深く見守って…「つい自分の考えを押しつけてしまう」

　新年度を迎えて１か月。新しい環境下で子どもたちが不安やストレスを抱えていないか、学習用端末を活用して心身の不調をチェックする動きが広がっている。専門家は「大型連休前後の子どもの変化を見逃さないように」と保護者にも呼びかける。（教育部　江原桂都）

　「自分を傷つけたことはありますか」

１人１台の学習用端末を使って、保健室でランプスの検査を受ける生徒＝宇和中提供

　４月２１日、愛媛県西予市立宇和中学校の保健室で、生徒が自身の学習用端末を使い、「ＲＡＭＰＳ（ランプス）」の質問に答えていた。

　ランプスは、東京大の北川裕子特任助教らが２０１８年に開発したシステムだ。子どもが心身の不調に関する１１の質問に答え、養護教諭らが回答に沿って生徒に質問する。その内容を入力すると、自殺リスクが４段階で表示される。

　同校は今年度導入し、夏休み前までに全校生徒が検査を受ける予定だ。この日受けた３年の男子生徒（１４）は、「自覚はなかったけど、ストレスがたまっていることに気付けた」と話す。検査結果は教員やス

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