メガネスーパー、生活保護受給者の代金を上限近くに水増し…３００店舗で聞き取り調査

投稿日 2023年5月25日 11:31:00 （医療総合）

　メガネスーパーを展開する「ビジョナリーホールディングス」（東京都中央区）の都内３店舗が、生活保護受給者に現物支給される眼鏡代を自治体に請求する際、実際の販売価格を上回る金額を請求していたことがわかった。同社は差額分を各自治体に返金する方針。

メガネスーパーの店舗

　生活保護受給者は、眼鏡が必要な場合「医療扶助」という制度で現物給付が受けられる。度数などによって上限額には幅がある。

　同社によると、２０１８年１月以降、都内の新宿区、杉並区、北区の３店舗で販売価格を上回って請求したケースが２２件確認された。

　具体的には、販売価格が１万２０００円の眼鏡を、医療扶助の上限に近い２万２８００円として自治体に請求し、１万８００円を上乗せするなどしていた。

　過大請求は計約１２万円に

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