［安心の設計　つながる］第５部　世代をこえて＜下＞シェアハウス　笑顔の源…地域活動契機　学生・住民懇意に

投稿日 2023年12月6日 05:00:00 （医療総合）

シェアハウス前の畑で、地域の人たちや大学の友達と一緒にサツマイモを収穫する小川さん（右から２人目）

　「立派なのがとれた！」。島根県立大４年の小川璃子さん（２２）が大きなサツマイモを掘り当てると、孫と一緒に参加していた 河原（ごうばら） 智子さん（６２）も笑顔を見せた。

　１１月上旬、学生向けシェアハウス「とびっこハウス」前の畑で、学生や近所の人たちが集まって収穫作業が始まった。学生が育ててきた野菜だ。

　この畑でとれたトマトや里芋、学生たちのたこ焼きパーティーの様子など、同ハウスの管理人を務める河原さんのスマートフォンには、小川さんたちが送った写真がずらり。入居する学生たちとＬＩＮＥ（ライン）のグループを作り、日常的に連絡を取り合っている。「学生さんが元気に過ごしているのを見るだけで、気持ちが明るくなる」

　昨年４月、同県出雲市の中心部から車

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