発達障害の息子が安心して行ける中学は？　いじめのリスク懸念　情報求めてローラー作戦

　息子が小学校に入学して離席や忘れ物、いじめという壁にぶつかり、日々苦悩した私の次なる悩みが「中学進学」でした。

　これは「発達障害あるある」なのですが、年齢が上がるとともに支援に関する施設や情報は減少していきます。発達障害は特性による濃淡があります。薄い場合は、体と精神の成長によって社会に適応していくこともあります。一方、色濃い場合は継続的な支援が必要です。しかし、年齢が上がるにつれて、症状が表に出る発達障害人口が減っていくため、支援情報も減少します。

　この「支援情報の不足」が「中学進学」で大きな悩みとなりました。最大の悩みだったのは「息子が安心して行ける中学の選択肢が少ない」ことでした。

　今回は、私が感じた中学進学についての悩みを三つのポイントに絞ってお話しします（地域差があり、以下は東京での話になります）。

① 通級・特別支援教室への疑念
② 通常学級の教員の発達障害への知識不足
③ 自閉症・情緒障害特別支援学級（情緒固定級）が極めて少ない、行けない

　「通級（通級指導教室）」とは、普段は通常学

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