能登半島地震を受けて…ペットと暮らせる特養のペットたちの避難は？　飼い主とペットの同伴避難の受け入れは？

ホームの飼い犬「文福」。災害時はどうなるの？（「さくらの里山科」で１月２９日）

　はじめに、能登半島地震で被災した方々へお見舞いを申し上げます。また、人間とともに被災し、苦労しているペットたちの生活が一日も早く安全で安心なものになるようお祈り申し上げます。

　この地震の後、ペットと暮らせる特別養護老人ホーム「さくらの里山科」を見学に訪れた学生さんから、「災害時のペットの避難はどうするのか」という質問を受けました。確かに、ここが被災した場合、ペットがどうなるのかについて気になる方は多いでしょう。

　災害時の行動について、私たちの基本方針は、ホーム内避難です。特別養護老人ホームは、耐火建築物とすることが建築基準法で定められており、耐震性の確保も不可欠です。鉄筋コンクリート４階建ての「さくらの里山科」は、設計上は震度７でも崩れない、非常に頑丈な耐震耐火構造の建物となっています。

　スプリンクラーや消火用散水栓などの消火設備も整えており、万が一、ホーム内で火災が発生したとしても、燃え広がる前に消火できる可能性は高いのです。

　また幸い、ハザードマップ

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