ロシア軍の攻撃で両足失った少女、義足でボストンマラソン５ｋｍ完走…声援と拍手のなか笑顔でゴール

１３日、ボストンマラソンに参加したヤナさん（リビウのアンブロークン国立リハビリテーションセンターのＳＮＳより）

　ロシア軍のミサイル攻撃で両足を失ったウクライナ西部リビウ在住のヤナ・ステパネンコさん（１３）が今月１３日、米ボストンマラソンの５キロの部に出場し、義足を付けて完走した。ニュースサイト「ウクライナ・プラウダ」が伝えた。

　ヤナさんは２０２２年４月、東部ドネツク州の自宅から逃れる途中、同州の駅で攻撃に遭い、両足を失った。治療のために渡った米国で義足を得て、２３年９月にリビウで開かれたハーフマラソンに参加し、７０メートル走ることができた。その後、目標をボストンマラソンでの５キロに伸ばし、練習に励んでいた。

　リビウの国立リハビリセンターのＳＮＳに投稿された映像によると、ヤナさんはウクライナの国旗と同じ青と黄色の義足を付け、沿道の観客に手を振りながらゆっくり走った。声援と拍手が起こる中でゴールし、笑顔を浮かべた。（ハノイ支局　安田信介）

１３日、ボストンマラソンに参加したヤナさん（リビウのアンブロークン

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