警報機・遮断機のない踏切の事故で小４女児亡くした父「家族の太陽がいなくなってしまった」

投稿日 2024年5月9日 09:41:00 （医療総合）

　群馬県高崎市のローカル線の踏切で４月、市内の小学４年生、渋沢 姫星愛（きらら） さん（９）が電車にはねられて亡くなった。現場は、警報機や遮断機がなく、各地で事故が相次ぐ「第４種踏切」だった。父の 訓（さとし） さん（４４）は「悲しい事故が二度と起きないように、全国で安全対策を進めてほしい」と訴えている。（前橋支局　古賀章太郎）

事故から１か月となった６日、現場の踏切には花が手向けられていた（群馬県高崎市で）

　事故は４月６日、高崎市吉井町小暮の上信電鉄の踏切で起きた。

　「散歩に行ってくるね！」。新学年のスタートを控えた土曜日の朝、姫星愛さんは親戚２人と愛犬を連れて家を出た。２階にいた訓さんが「ドン！」という衝撃音を聞いたのは、その直後。窓から外を見ると、親戚が「姫星愛がはねられた」と叫んでいた。

　家を飛び出し、緊急停車した電車の方に走った

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