少しの受動喫煙でも関節リウマチと関連　米国民健康・栄養調査データの横断研究

　喫煙が関節リウマチ（ＲＡ）の危険因子であることはよく知られているが、非喫煙成人における受動喫煙とＲＡの関連についての研究は限定的で結果には一貫性がない。中国・Ｓｅｃｏｎｄ　Ｈｏｓｐｉｔａｌ　ｏｆ　Ｓｈａｎｘｉ　Ｍｅｄｉｃａｌ　ＵｎｉｖｅｒｓｉｔｙのＸｉａｏｇａｎｇ　Ｑｉ氏らは、米国民健康・栄養調査（ＮＨＡＮＥＳ）に参加した約１万５，０００例のデータを用い、血清コチニン値により両者の関連を定量評価する横断研究を実施。血清コチニン値とＲＡの間に非線形の関連が認められたことをＳｃｉ　Ｒｅｐ（ ２０２４；１４：１１０６１ ）に報告した。

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　ニコチン代謝産物であるコチニンの血中濃度は、７２時間以内のニコチン曝露を正確に反映するため、たばこ煙への曝露量評価に用いられている。今回の研究対象は、１９９９～２０１８年にＮＨＡＮＥＳに参加し、非喫煙者であることを自己申告した成人。２万４，４９３例のうち、妊婦と関連データの欠落例を除外した１万４，９４０例を解析に組み入れた。

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