梅干しを使って熱中症予防　食欲増進や疲労回復にも期待…苦手な人でも食べやすいクリームチーズを使ったレシピも

　こんにちは。管理栄養士の山口真弓です。気温や湿度が高くなると、気になるのが熱中症です。今回は、熱中症予防のための梅干し活用術を紹介します。

　汗をかくと、水分や塩分とともに、カリウムなどのミネラル（電解質）が体外に出てしまいます。すると、筋肉の動きが悪くなり、熱中症の症状の一つであるこむら返りが起こりやすくなります。

　梅干しには、塩分とともにミネラルが多く含まれています。梅は５～７月が旬で、今の時期は、梅シロップや梅干しをつくるご家庭も多いと思います。食欲増進や疲労回復の効果もあり、これから暑い時期を乗り切るのに、うってつけです。

　梅干しは塩とともに漬け込んでいます。１個あたり１～３グラムの塩分が含まれているものが多く、食べ過ぎには要注意です。

　厚生労働省の「日本人の食事摂取基準２０２０年版」によると、１日の塩分摂取量（食塩摂取量）の基準は、男性７．５グラム未満、女性６．５グラム未満です。梅干しは１日１個を目安にするとよいでしょう。

　朝ごはんの時でもいいですし、疲れたなと感じた時に頬張る

続きを読む