手足口病が流行中　熱が下がっても発疹が残っている場合、保育園や幼稚園への登園はＯＫ？

　全国的に患者が増えている手足口病は通常、熱が下がった後も 水疱（すいほう）性の発疹が残ります。幼稚園や保育園に通っている子どもの登園は、保護者の判断に委ねられていますが、どのように対応すればよいのでしょうか。日本小児科医会理事で峯小児科（さいたま市）院長の峯真人さんに聞きました。（聞き手・道丸摩耶）

――手足口病にかかったら、保育園や幼稚園をどのくらい休めばいいのでしょうか。

　熱があり、食べたり飲んだりがつらそうなときは、しっかり休ませてください。通常は１～３日で熱が下がりますが、発疹を痛がって泣いたり、水疱を頻繁にひっかいたり触ったりしているときは、登園を避けた方が良いです。

――本人が元気になれば、発疹が残っていても登園できるのでしょうか。

　熱が下がって本人が元気になれば、登園しても良いでしょう。

　水疱に含まれる液体にはウイルスが残っていて、感染を広げやすい状態であることは確かです。しかし、発疹がすべて消えるには時間がかかります。発疹がなくなるまで登園できないというのは現実的ではありません。<

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