鳥インフル最悪ペース　養鶏場、今季１０件…農水省が緊急会議

投稿日 2024年11月22日 05:00:00 （医療総合）

　国内の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザの感染が拡大し、警戒感が高まっている。今季の発生件数（２０日時点）は８道県で計１０件に上り、過去最悪だった２０２２～２３年シーズンに匹敵するペースで増加。農林水産省は２１日、初の緊急全国会議を開き、都道府県や養鶏関係者に感染対策の徹底を呼びかけた。

　今季は、史上最も早い１０月１７日に北海道の養鶏場で感染が確認された。その後、千葉、新潟、島根、香川、宮城、岐阜、鹿児島の各県で発生。これまで計１０件で約１２１・８万羽が殺処分の対象となった。

　過去最悪だった２２～２３年シーズンは２６道県で８４件発生し、殺処分も１７７１万羽に上ったが、今季も「匹敵するペース」（農水省）で拡大しているという。

　この日の緊急全国会議には、各都道府県の担当者や養鶏関係者ら約５００人がオンラインで参加した。鳥インフルの専門家が「すでにウイルスは全国に広がっている」と説明。農水省の担当者は、どこでも

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