米女子ゴルフで新たな性別規定、「男性として思春期経た」選手は出場不可に…来年から適用

　【ロサンゼルス＝帯津智昭】米女子プロゴルフ協会（ＬＰＧＡ）は４日、選手のジェンダーに関する新たな規定を発表し、男性として生まれ、思春期を過ごした選手は大会に出場できないとした。競技の公正性のためとしており、来年から適用される。ＬＰＧＡによると、男性として思春期を経た選手は女性として経た選手よりも、競技力が優位となるという専門家らの意見を基にした。

　全米女子オープン選手権などを主催する米国ゴルフ協会（ＵＳＧＡ）も女子競技に関して同様に規定を更新した。ＡＰ通信などによると、大学で男性としてプレーした後、女性への性転換手術を受けたヘイリー・デビッドソン（米）が今年の同選手権の予選会に出場したが、今後は参加資格がなくなるという。

　選手の性別を巡っては女子ボクシングで、「性別検査」を理由に昨年の世界選手権で失格となった選手が、今夏のパリ五輪で金メダルを獲得した。

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