エムポックス治療薬、国内での製造販売を了承…厚生労働省の専門家部会

投稿日 2024年12月9日 19:43:00 （医療総合）

　厚生労働省の専門家部会は、アフリカを中心に流行している感染症「エムポックス（サル痘）」の治療薬「テコビリマト」（商品名テポックス）について、製造販売の承認を了承した。承認されれば国内で初めての治療薬となる。

厚生労働省

　テコビリマトは飲み薬で、すでに欧州で承認されている。国内では日本バイオテクノファーマ（東京都）が承認申請した。部会では、エムポックスのほか、天然痘や牛痘などに対する治療薬として了承された。感染症危機対応として国が備蓄することも検討しているという。

　エムポックスについて、世界保健機関（ＷＨＯ）は今年８月、２０２２年に続いて２度目の「国際的な公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。国内では２２年７月に最初の患者が報告され、これまでに２５２人（６日時点）が報告されている。

Source: yomiドクター

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