ＪＡＬパイロット２人から基準超えるアルコール検出…メルボルン発成田行き、出発３時間以上遅れる

　日本航空によると、１日朝に出発を予定していた豪州メルボルン発成田行きの日航７７４便（乗客乗員１１４人、ボーイング７８７―８型機）で、乗務予定のパイロット２人が乗務前にアルコール検査をしたところ、基準を上回る数値が検出され、出発が３時間以上遅れるトラブルがあった。

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　その後の社内調査で、同便のパイロット３人のうち２人が社内規定に反し、乗務前の制限量を上回るアルコール量を摂取していたことが判明。日航と国土交通省が詳しい状況を調査している。

　日航を巡っては４月、米南部ダラスの滞在先ホテルで男性機長が深酔いするトラブルを起こした。これを含む５件のトラブルにより、５月に国交省から行政指導にあたる厳重注意を受けた。

　日航はダラスでの飲酒トラブルを受け、再発防止策の一環として、当面の間、すべてのパイロットと客室乗務員に対し、滞在先での「禁酒」を指示していた。関係者によると、飲酒の禁止は９月末で取りやめ、１０月からは「節度を持った飲酒」を認めていたという。

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