妊娠中の長時間ネット使用は低出生体重リスク　松江市２，０００例超の後ろ向きコホート研究

　島根大学看護学科地域・老年看護学講座講師の榊原文氏らは、松江市の母児２，０００組超の妊娠届出書および出生届の匿名データを用いた後ろ向きコホート研究の結果、妊娠中の１日５時間以上にわたるインターネット長時間使用が低出生体重（２，５００ｇ未満）と有意に関連することが示されたとＥｎｖｉｒｏｎ　Ｈｅａｌｔｈ　Ｐｒｅｖ　Ｍｅｄ（ ２０２４；２９：７２ ）に発表した（関連記事「 妊婦健診の受診回数と低出生体重が関連 」）。

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　対象は、２０１６年４月～２０１７年９月に松江市に妊娠届出書を提出した母親とその児。松江市から２，４６５例の匿名データ〔母親が妊娠届出書に自己記入した内容および直近３０日間における１日当たりの平均インターネット使用時間（仕事での使用を除く）、出生届に記載された児の性および出生体重〕が提供され、このうち追跡不能（死亡）、データ不備、多胎妊娠、妊娠中に喫煙していた者を除外した２，０８９例を解析に組み入れた。

　妊娠中にインターネットを長時間（１日５時間以上）使用していた者の割合は

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