がん患者　情報収集に苦戦…ネットで入手　４５％「難しい」

がんセンターなど調査

　インターネットを通じてがんに関する情報を調べた患者のうち、半数近くが情報の入手に難しさを感じていたとするアンケート結果を国立がん研究センターなどがまとめた。ネットの情報と患者のニーズが合致していないためで、同センターは、治療情報などを掲載している公式サイト「がん情報サービス」を関連学会の情報とリンクさせるなど改善を図る。

　アンケートは２０２３年１２月、全国がん患者団体連合会などと共同で行われた。３年以内に治療を受け、ネットから情報を集めた経験がある患者約１０００人から回答を得た。

　情報入手に難しさを感じたのは「常に」と「一部」を合わせて４５％。理由として、「自分に合った情報が見つからない」が８３％で最も多く、「専門用語が多い」「さまざまな情報が分散している」が８１％で並んだ。情報収集に利用した媒体は、検索サイト「グーグル」「ヤフー」が６９％と６７％、動画投稿サイト「ユーチューブ」は３０％、ＳＮＳの「Ｘ（旧ツイッター）」が１０％など。若年層でユーチューブとＸの割合が高

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