横田早紀江さん「いよいよ一人に」…「まだ大丈夫や」と話していた有本明弘さん死去

投稿日 2025年2月17日 19:55:00 （医療総合）

　有本明弘さんの死去を受け、横田めぐみさん（拉致当時１３歳）の母・早紀江さん（８９）は１７日、川崎市内で記者会見を開き、「本当に悔しい。（恵子さんに）ひと目会わせてあげたかった」と声を落とした。

有本明弘さんが亡くなったことを受け、記者会見する横田早紀江さん（１７日午後、川崎市で）＝後藤嘉信撮影

　１９９７年３月の家族会結成時から、互いに励まし合いながら救出活動を続けてきた。最後に明弘さんと会ったのは、昨年１１月に東京都内で開かれた「国民大集会」。車椅子に乗って会場を訪れた明弘さんに「私たちが頑張るから無理しないで」と声をかけると、「まだ大丈夫や」と話していたという。

　明弘さんが亡くなり、未帰国の被害者の親世代で存命なのは早紀江さんだけとなった。その早紀江さんも２０２３年に過労で体調を崩して入院するなど、体力の衰えを感じる。「いよいよ一人になってしまい、むなしい思いだ。（日本政府は）こんな大変な問題を何で解決してくれない

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