［医療ルネサンス］シリーズ薬　薬局の今＜３＞外部委託で患者と対話増

投稿日 2025年2月26日 05:00:00 （医療総合）

機械の前で、一包化が済んだ薬を示す八木さん（大阪市で）

　１月中旬の午後、大阪市の ２４（ニーヨン） 薬局の調剤室。冷蔵庫大の機械の口から、透明な袋が帯状に連なって出てきた。それぞれの袋には、数種類の錠剤が入っている。

　機械は、朝昼晩などタイミングごとに服用する複数の薬を１袋にまとめる「 一包化（いっぽうか） 」を自動化する。高性能で、データ化された処方箋の情報を踏まえ、１００種類以上の錠剤やカプセルから必要な薬を選べる。

　同薬局では、袋に入った薬をカメラで識別し、ミスがないかを確認する機械も導入し、作業の効率化を図る。薬剤師の八木竜馬さん（３９）は、「手作業では１時間かかるが、機械なら１０分に短縮できる」と話す。

　法令では、処方箋に基づき薬をそろえて患者に渡す調剤業務は原則、１か所の薬局で担うとされているが、同市内の薬局や調剤機器メ

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